中国浙江省嘉興市の洪合ニット卸市場「嘉興毛衫城」とは?【前編】
嘉興毛衫城

平湖(ピンフー)のダウン市場から車で約1時間ほど移動すると、洪合(ホンホー)のニット市場「嘉興毛衫城」があります。
もし僕のまわりでニットを扱っている人がいたら、「一度は行ってみたら?」とおすすめしたい中国のニット卸市場です。
ただ、公共交通機関では少し行きづらい場所なので、タクシーを利用するか車で移動するのがおすすめです。
現地ガイドさんをお願いして車で案内してもらうのも一つの方法ですね。
僕は仲のいい中国の取引先の社長と一緒にレンタカーで行ってきました。

オフシーズンに行ったけど、逆によかった話

僕が訪れた時はちょうどオフシーズンだったので、ほとんどのお店が閉まっていました。
正直、「時期を間違えたな…」と思いました(笑)。
でも今回は仕入れが目的ではなかったので、結果的にはすごくよかったです。
お店にも気軽に入っていろいろ質問できましたし、市場全体の仕組みを知るにはむしろ最高のタイミングでした。

新しい卸市場へ行くと、僕はいつも同じ質問をします。

海外の卸市場は、地域によって取引のやり方が少しずつ違います。
その市場を一番早く理解する方法は、いろいろなお店で同じ質問を繰り返すことです。
何軒も回って話を聞いていると、その市場ならではの共通したパターンが見えてきます。
僕は価格よりも、むしろ次のようなことを必ず聞くようにしています。
僕が必ず聞く質問

● 日本や韓国との取引実績はありますか?
● デザインごとの最低購入数量(MOQ)は?
→ 最近はカラーごとに1〜2枚から購入できるお店も増えています。
● ブランドネーム・洗濯ネームの取り付けは可能ですか?費用はいくらですか?
→ オリジナルブランドとして販売できるようになります。
● 日本・韓国向けの発送代行業者は利用できますか?
→ 検品・不良品交換・個別包装などもお願いできます。
● OEM生産の場合の最低ロット、サンプル作成期間、サンプル代は?
同じ質問をすると市場の仕組みが見えてきます。
こうした質問を何軒ものお店で繰り返していると、その市場全体の取引スタイルや仕組みがなんとなく見えてきます。
さらに、自分に合ったお店なのかどうかも自然と分かるようになります。
中には質問を面倒くさそうにしたり、あまり親切ではない対応をするお店もあります。
でも、そんなことで気分を悪くする必要はありません。

「そういうお店は最初から候補から外せた」と考えればOKです。
デザインが気に入っても品質が合わなければやめましょう。

どんなにデザインが気に入っていても、商品の品質が自分の基準に合わないなら、そのお店とは取引しない方がいいと思います。
「もう少し品質を良くしてください。」
「在庫の中から品質のいいものを選んでください。」
こういうお願いは、正直あまり意味がありません。
そのお店は、その価格帯の商品で勝負しているお店だからです。
品質のいいお店は、どの商品もある程度しっかりしていますし、
逆に品質が気になるお店は、ほとんどの商品が同じようなレベルです。
遠慮せず、気になったお店には入ってみましょう。
市場を歩いていると、「このお店、ちょっと気になるな」というお店が必ず見つかります。
そんな時は遠慮せずに入って、商品を見ながらいろいろ質問してみてください。
中国の卸市場の人たちは海外バイヤーにも慣れているので、最初は少しそっけなく感じることもあります。
でも、それは普通なので気にしなくて大丈夫です。

続きは後編でご紹介します!