中国浙江省嘉興市の洪合ニット卸市場「嘉興毛衫城」とは?【後編】
実際に行ってみると、考え方が変わります。
ネットで検索すると、中国の卸市場を紹介している記事はたくさんあります。
でも、実際に仕入れをする時に本当に役立つ情報って、意外と少ないんですよね。
こういうことは、やっぱり現地に行ってみないと分からないことが多いです。
だから僕が自信を持って言えるのは、
現地ガイドさんをお願いして、「ちょっと市場を見に行ってみよう」くらいの気軽な気持ちで一度行ってみてほしい、ということです。
実際に歩いてみるだけでも、中国の卸市場に対するイメージはかなり変わると思います。
洪合ニット市場の特徴

洪合(ホンホー)ニット市場は、とにかく価格がリーズナブルです。
デザイン性のある商品も多く、サンプル感覚で少量から購入できるお店もたくさんあります。
日本ではまだほとんど知られていない市場なので、同じ商品を扱うライバルが少ない可能性があるのも魅力の一つです。
実は韓国のアパレル製造メーカーの間でも、それほど有名な市場ではありません。
現地のお店の人に話を聞いてみると、
「韓国では東大門の関係者やネットショップのセラーさんは知っている人もいるけど、日本のバイヤーはほとんど来ないよ。」
という話をよく聞きました。
僕が見て回ったお店は、生産工場とつながっている販売店がかなり多い印象でした。
ニットのOEM相談やサンプル確認ができるお店も比較的見つけやすかったです。
品質はどうなの?

高級ニット専門の市場というわけではありません。
でも、価格を考えると十分満足できる品質の商品が多いと感じました。
できるだけコストを抑えてデザイン性のあるニットを仕入れたい方や、
ニットの生産パートナーを探しているブランドには、かなりおすすめできる市場です。
行くならいつがおすすめ?
洪合(ホンホー)のニット市場も、平湖(ピンフー)のダウン市場と同じで「いつ行くか」がとても大事です。
ニットは秋冬向けの商品が中心なので、
お店が本格的に営業している時期を狙うなら8月下旬以降がおすすめです。
営業開始のタイミングはお店によって少し違いますが、
8月下旬になればほとんどのお店がシーズンの準備を終えて営業を始めています。
濮院(プーユエン)市場もぜひ一緒に見てみてください。


地図を見ると分かりますが、洪合(ホンホー)のすぐ近くには濮院(プーユエン)という大きなレディース卸市場があります。
ここはニットだけではなく、レディースファッション全般を扱う大型の卸市場です。
レディースアパレルを仕入れている方なら、一度は見ておいて損はない市場だと思います。
今回、僕が洪合を紹介したのは、ニット専門市場という少し珍しい特徴があるからです。
もちろん、濮院も十分魅力のある市場ですよ。
おすすめのスケジュール

個人的には、
濮院で1日、洪合で1日。
合計2日くらいの日程がおすすめです。
洪合だけなら1日でもある程度見て回れます。
でも初めて行くなら、できるだけ多くのお店を比較してみることをおすすめします。
短期間の出張なら、自分が探しているカテゴリーの市場だけに絞って回る方が効率的ですね。
個人的には広州より好きでした。

これはあくまでも僕個人の感想ですが、
僕は広州の卸市場よりも、濮院や洪合の方が好きでした。
広州は市場同士の距離が遠く、人も多いので、歩き回るだけでも結構疲れます。
その点、洪合や濮院は市場同士が近くて移動も楽ですし、
商品の品質も全体的に安定している印象でした。

WeChatは必ず交換しておきましょう。



中国の卸市場で一番便利なのは、やっぱりWeChatです。
気になるお店を見つけたら、必ずWeChatを交換しておくことをおすすめします。
シーズンごとに新作の写真を送ってくれるお店も多いので、
次に中国へ行く前でも、新商品の情報をチェックできます。
最後に

洪合のニット卸市場は、まだ日本のバイヤーにはあまり知られていない市場です。
でも、ニットを扱っている方なら、一度は訪れてみる価値が十分ある市場だと思います。
僕もまた機会があれば現地へ行って、新しい情報があればこのブログで紹介していきたいと思います。
※この記事は、実際に現地を訪問して確認した内容をもとに書いています。市場の状況や営業スタイルはシーズンによって変わることがありますので、訪問前には最新の情報をご確認ください。