中国のアパレル卸売市場
中国のアパレル卸売市場
この記事では、私が実際に訪れた中国のアパレル卸売市場や生産地についてご紹介します。
アパレル業界では、1年に4回のシーズンに向けて商品を準備します。
一番忙しいのは、シーズン切り替え前に商品を納品する時期です。
この時期は、生産スケジュールや納期管理に追われ、毎日があっという間に過ぎていきます。
その忙しい時期がひと段落すると、私は中国の工場やアパレル卸売市場を訪れることが多くなります。
卸売市場は生産地とともに発展している

中国のアパレル生産や卸売市場というと、多くの人がまず広州を思い浮かべるかもしれません。
しかし実際には、広州以外にも各地に専門性の高い卸売市場があり、アパレルや雑貨の生産地も中国各地に広がっています。
卸売市場があるということは、その周辺に生産拠点も集まっているということです。
実際に市場近くの工場を見て回ると、輸出向けの工場とは規模や生産方法が異なることも多く、さまざまな発見があります。
地域によって生産スタイルは意外と違う
服づくりの基本はどこでも同じですが、地域によって得意なアイテムや縫製品質、価格の考え方には少しずつ違いがあります。
時には想像もしなかった生産体制や仕事の進め方に出会うこともあり、その一つひとつが私にとって大きな学びになっています。
「これが当たり前」と思っていたことが、実はそうではなかったと気づく瞬間が一番面白いところです。
そうした経験の積み重ねが、他の人にはない自分だけのノウハウになっていると感じています。
市場や工場へ何度も足を運ぶ中で知り合った会社とは、今でも継続して生産をお願いしているケースが少なくありません。

私は地域や会社の規模だけで判断せず、「良いパートナーになれる可能性がある」と思った会社には、できるだけ自分の目で見に行くようにしています。
また、生産できるアイテムの幅も少しずつ広げてきた結果、現在では一般的なアパレル製造メーカーよりも幅広い商品の生産に対応できるようになりました。
これからは、私自身が実際に訪れた中国各地のアパレル卸売市場を、一つずつご紹介していこうと思います。
私は卸売市場で商品を仕入れて販売する仕事をしているわけではありませんが、ブランドを立ち上げたい方や、中国での生産を検討している方にとって参考になる情報をお伝えできればと思っています。
皆さんのブランドに合った市場が見つかれば、機会があればぜひ一度足を運んでみてください。
次回は、中国のアパレル卸売市場の中でも最も有名な「広州市場」をご紹介します。
